仕組み:試験は「県ごと」、資格は「全国区」
登録販売者試験は都道府県知事が実施します。ただし受験資格に住所要件はなく、どの都道府県の試験でも受験できます。そして合格・販売従事登録を済ませれば、資格としての効力は全国どこでも同じです。
さらに実務上のポイントは日程です。試験は概ねブロック単位(首都圏・関西広域連合・九州など)で同日実施されますが、ブロック間では日程がずれます。つまり:
- 8月に関東で受けて、手応えがなければ9月に関西圏で再挑戦——という年内リトライが組める
- 逆に本命の前に他ブロックで腕試し受験をする人もいる
注意:出題は共通の「試験問題作成に関する手引き」がベースですが、問題はブロックごとに別物で、難易度にも毎年多少の差が出ます。合格基準の科目足切りも「3.5割」の県と「4割」の県があります。
他県受験のチェックリスト
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| 申込期間 | 県ごとにバラバラ。狙うブロックの案内を早めに(試験日の2〜3か月前に締切が多い) |
| 手数料 | 県ごとに異なり、おおむね13,000〜18,000円台。振込方法も県ごと |
| 会場 | 当日移動できるか。首都圏でも会場は大学キャンパスなど郊外のことがある |
| 合格後の手続き | 販売従事登録は「合格した県」ではなく「勤務する店舗のある県」に申請する |
最後の1行が意外と知られていません。大阪で合格して東京の店で働くなら、登録申請は東京都です。
年に何回チャンスがあるのか
単純化すると、全国の試験日は例年8月下旬〜12月に分散しています。物理的に移動できる範囲で申込期間さえ間に合えば、同じ年に2〜3回の受験機会を作れます。1回勝負の国家試験が多いなかで、これは大きな設計上の優しさです。
出典:東京都保健医療局 登録販売者試験/出題範囲は厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
試験の中身(5章・120問・足切り)と合格後の「研修中」の仕組みは 登録販売者の取り方 に、成分・法規の暗記は 練習問題385問 にまとめています。
