40/50問
50問を30分で、40問。それが二等の学科です。
三肢択一のCBTで、合格に必要な正答率は80%程度。 ほかの国家資格と比べても高めのラインです。範囲は法令が中心で、 空域・高度・距離・重量の数値を取り違えると落ちます。
- 学科の受験料
- 8,800円(二等)
- 試験方式
- CBT/三肢択一
- 試験時間
- 30分
- 合格証明
- 2年間有効
出典:無人航空機操縦士試験案内サイト(指定試験機関)。
まず、資格が要るのかを確かめる
ここがいちばん誤解されています。ドローンの資格は「飛ばすための免許」ではなく、 手続きを省略できる仕組みです。どのカテゴリーで飛ばすかで、必要なものが変わります。
| カテゴリー | どんな飛ばし方 | 要るもの |
|---|---|---|
| I | 特定飛行に当たらない飛行 | 航空法上の許可・承認は不要(機体登録は必要) |
| II | 立入管理措置をとったうえでの特定飛行 | 許可・承認。二等の技能証明+機体認証があると省略できる場合がある |
| III | 立入管理措置をとらない第三者上空の飛行 | 一等の技能証明+第一種機体認証 |
特定飛行とは、空港周辺・150m以上・人口集中地区の上空といった禁止空域での飛行や、 夜間・目視外・人や物件から30m未満・催しの上空・危険物輸送・物件投下といった飛ばし方をいいます。
2つのルートと、かかるお金
登録講習機関で講習を受ける
修了すると実地試験が免除され、学科試験と身体検査だけで済みます。 スクールの受講料は別途かかりますが、確実性は高いです。
指定試験機関で実地も受ける
スクール代はかかりませんが、実地試験を自分で受けます。 二等・回転翼(マルチローター)の基本で20,400円。落ちるたびに積み上がります。
| 手数料(二等) | 金額 |
|---|---|
| 学科試験 | 8,800円 |
| 実地試験(回転翼・マルチローター/基本) | 20,400円 |
| 実地試験(限定変更) | 19,800円 |
| 身体検査(書類で受検) | 5,200円 |
| 身体検査(会場で受検) | 19,900円 |
出典:無人航空機操縦士試験案内サイト「技能証明試験の種別・手数料」。 機体の種類(飛行機・ヘリコプター)によって実地の金額が変わります。スクールの受講料は含みません。
資格の前に、機体の登録
- 100グラム以上の無人航空機は機体登録が必要で、登録記号を機体に表示します。
- 登録した機体にはリモートIDの機能が必要です(一部例外あり)。
- 登録には有効期間があり、満了前に更新します。
- 一定の場合は飛行日誌を備え、飛行・整備・点検を記録します。
- 事故が起きたときは国土交通大臣への報告義務があります。
- 国の重要施設周辺などは、航空法とは別に小型無人機等飛行禁止法で飛行が禁止されています。
出典:国土交通省「無人航空機操縦者技能証明等」。制度は改正が続いているため、 申請前に必ず国土交通省の最新の案内を確認してください。
よくある質問
そもそも国家資格は必要ですか?
飛ばし方によります。特定飛行に当たらない飛び方(カテゴリーI)なら、技能証明がなくても飛ばせます。立入管理措置をとったうえでの特定飛行(カテゴリーII)では、二等の技能証明と機体認証があると、国土交通大臣の許可・承認の手続きを省略できる場合があります。つまり資格は「飛ばす条件」ではなく「手続きが軽くなる仕組み」です。
100グラム未満なら何をしてもいいのですか?
違います。100グラム未満は航空法上の無人航空機ではなく模型航空機として扱われますが、小型無人機等飛行禁止法や、都道府県・市区町村の条例、私有地の管理者のルールは別に適用されます。
登録講習機関に通うのと、一発試験のどちらがいいですか?
登録講習機関の講習を修了すると実地試験が免除され、学科試験と身体検査だけで済みます。一発(指定試験機関で実地も受験)は費用を抑えられますが、実地の合格率は下がります。実地試験の手数料は二等・回転翼(マルチローター)の基本で20,400円かかるので、落ちるたびに積み上がる点も考えて選んでください。
学科試験はどこで受けますか?
CBT方式です。DIPS2.0で技能証明申請者番号を取得してから、試験申込システムで予約します。50問を30分、三肢択一。合格に必要な正答率は80%程度です。
無線の資格も要りますか?
市販の多くの機体は技術基準適合証明(技適)を受けた無線設備を使っているので、無線従事者の資格がなくても飛ばせます。ただし技適を受けていない機器を国内で使うと電波法違反になるおそれがあります。5.7GHz帯など一部の業務用映像伝送では第三級陸上特殊無線技士などが必要になる場合があります。
