受験はいつでも誰でも。でも免許は別
2012年度から受験資格が撤廃され、二級ボイラー技士試験は実務経験ゼロでも受験できます。ここまでは有名な話。
問題はその先で、試験に合格しただけでは免許は交付されません。免許申請の際に、次のいずれかを満たしている必要があります。
- ボイラー実技講習(3日間)を修了している ← 実務経験がない人の標準ルート
- 小規模ボイラー等の取扱経験など、所定の実務要件を満たしている
つまり未経験者の正しい順路はこうです。
| 順番 | 手続き | 窓口 |
|---|---|---|
| ① | ボイラー実技講習(3日間・座学+実機) | 日本ボイラ協会の各支部 |
| ② | 学科試験(40問・3時間・8,800円) | 安全衛生技術センター |
| ③ | 免許申請(合格通知+実技講習修了証を添付) | 労働局(免許センター) |
実技講習は「試験の前」に受けていい
意外と知られていませんが、実技講習は受験の前後どちらでも受講できます。むしろ先に受けるのが得です。
- 講習でボイラーの実物と各部の名称に触れるので、学科の「構造」「取扱い」科目の理解が一気に進む
- 合格発表後すぐに免許申請でき、免許証の到着が数週間〜数か月早まる
- 講習は支部によっては月1回程度しか開催されず、合格後に申し込むと次回枠まで待つことになりがち
落とし穴の典型:10月に合格 → 実技講習の次回開催が12月 → 修了証が出てから免許申請 → 免許証到着は年明け。転職の応募書類に「二級ボイラー技士」と書けるのが3か月遅れます。
試験そのものの数字
- 4科目(構造・取扱い・燃料燃焼・法令)×各10問=40問を3時間
- 合格基準は科目ごと40%以上かつ合計60%以上。1科目でも39%以下なら他が満点でも不合格
- 手数料8,800円(令和5年6月改定)
出典:安全衛生技術試験協会 二級ボイラー技士の紹介/試験手数料
科目の中身と免許でできることの範囲は 2級ボイラー技士の取り方 にまとめました。問題演習も準備中です。
