40問・3時間
ビルメン4点セットの一角。試験と免許は別物です。
ビルの空調・給湯から工場まで、ボイラーを扱う現場の定番資格。 受験は誰でもできますが、免許の交付には実技講習の修了などが別に必要—— ここを知らずに合格後に慌てる人が毎年います。
- 受験資格
- なし/誰でも
- 受験手数料
- 8,800円
- 試験時間
- 3時間/4科目40問
- 合格基準
- 60%(科目40%の足切りあり)
出典:安全衛生技術試験協会 「二級ボイラー技士の紹介」「試験手数料」(学科8,800円は令和5年6月1日改定)。 日程・手数料は必ず公式で確認してください。
試験の中身 — 4科目×10問
| 科目 | 問数 | 中身 |
|---|---|---|
| ボイラーの構造 | 10 | 熱と蒸気・炉筒煙管/水管/鋳鉄製・安全弁や水面計などの附属品 |
| ボイラーの取扱い | 10 | 点火前の点検・水面計の機能試験・キャリオーバ・低水位事故・吹出し |
| 燃料及び燃焼 | 10 | 重油の性質・燃焼方式・バーナ・通風・NOx対策 |
| 関係法令 | 10 | 検査証と性能検査・取扱作業主任者の選任区分・ボイラー室の基準 |
五肢択一・各科目100点。1科目でも40%を切れば不合格なので、 苦手科目を作らないのが最優先です。計算問題はごく少なく、大半は用語と仕組みの暗記で戦えます。
合格から免許までの道のり
- ①受験申請 — 受験資格なし。本人確認証明書を添えて申請(8,800円)
- ②学科試験 — 全国7か所の安全衛生技術センターで月1回ペース+出張試験
- ③免許申請 — 合格だけでは免許は出ません。ボイラー実技講習(3日間)修了か、 小規模ボイラーの取扱経験などの要件を満たして労働局へ申請
実技講習は日本ボイラ協会の各支部で開催されており、受験の前後どちらでも受講できます。 先に講習を受けておくと、合格発表後すぐに免許申請できます。
二級で「できること」と「なれるもの」
| 範囲 | |
|---|---|
| ボイラーの取扱い業務 | すべてのボイラー(級による制限なし) |
| 取扱作業主任者への選任 | 伝熱面積の合計25平方メートル未満(それ以上は一級・特級) |
よくある質問
受験資格はありますか?
ありません。2012年度から撤廃され、実務経験がなくても誰でも受験できます。ただし免許の交付には別の要件があり、実務経験のない人はボイラー実技講習(3日間)を修了して申請するのが標準ルートです。
合格したのに免許がもらえないことがあるのですか?
試験合格と免許交付は別の手続きです。合格後、実技講習修了証や実務経験の証明を添えて労働局に免許申請をして、はじめて免許証が交付されます。受験前後どちらでも実技講習は受けられるので、計画に組み込んでおくと二度手間になりません。
二級免許で何ができますか?
ボイラー技士免許があれば、級を問わずすべてのボイラーの取扱い業務に就けます。級の差が出るのは「ボイラー取扱作業主任者」に選任される範囲で、二級は伝熱面積の合計が25平方メートル未満の場合に主任者になれます。
どんな職場で使う資格ですか?
ビル管理(空調・給湯用ボイラー)、工場、病院、ホテルなどです。ビルメンテナンス業界では「ビルメン4点セット」(二級ボイラー・乙4・第二種電気工事士・冷凍機械)の一つとして扱われる定番資格です。
科目ごとの足切りはありますか?
あります。4科目それぞれで40%以上、かつ全体で60%以上が合格基準です。「構造」と「燃焼」は物理っぽい科目ですが計算問題はごく少なく、大半は用語と仕組みの暗記です。
