クレー射撃の始め方
獣を撃たなくても、銃は持てます。クレー射撃に免許や資格は要らず、 必要なのは散弾銃の所持許可だけ。狩猟免許は関係ありません。 用途を「標的射撃」として申請します。
手続きは、狩猟の場合と同じ道を通る
初心者講習 → 教習資格認定 → 射撃教習 → 所持許可申請。 狩猟をする人と、途中まではまったく同じ手続きです。違うのは、 狩猟免許と狩猟者登録が要らないことだけ。
標的射撃のための所持許可警察署(銃刀法)
- 猟銃等講習会(初心者講習)6,900円/考査50問・60分・45点以上
- 教習資格認定8,900円/身辺調査・面接・医師の診断書
- 猟銃用火薬類等譲受許可2,400円で実包を用意
- 射撃教習(教習射撃場)約30,000円/教習修了証明書は1年有効
- 銃砲店で銃を決めて所持許可申請10,500円/保管設備の確認
- 許可から3か月以内に銃を取得 → 14日以内に警察署で確認
面談で用途を聞かれます。「クレー射撃をしたい」「標的射撃が目的」と はっきり伝えてください。ここが曖昧だと手続きが止まります。
トラップとスキート
日本で行われているクレー射撃は、おおまかにこの2種目です。 どちらも1ラウンド25枚。射撃場によって設備が違うので、通える範囲でどちらができるかを先に調べます。
| トラップ | スキート | |
|---|---|---|
| クレーの動き | 射手から遠ざかる方向へ飛ぶ | 射手の前を横切るように飛ぶ |
| 射台 | 横一線の5射台を順に移動 | 半円状の8射台を移動 |
| 1ラウンド | 25枚 | 25枚 |
| 1枚あたりの発数 | 2発まで(初矢・二矢) | 1発のみ |
| 向いている人 | まずはこちらから始める人が多い | 横方向のリードを読む練習になる |
オリンピック・国体の正式種目でもあります。公式競技に出る場合は、 日本クレー射撃協会および都道府県のクレー射撃協会への加盟・登録が必要です。
お金の話
はっきり分かっているのは、所持許可を取るまでの手数料です。 そこから先(銃・装弾・射場代)は射撃場と地域で差が大きいので、 ここでは金額を断定しません。通う予定の射撃場と銃砲店に直接聞くのがいちばん早いです。
| 項目 | 金額 | 出どころ |
|---|---|---|
| 所持許可を取るまで(猟銃1丁・射撃教習ルート) | 約58,700円 | 警察庁の目安(教習費用込み) |
| 3年ごとの更新(猟銃1丁) | 24,200円 | 警察庁の目安(技能講習14,000円を含む) |
| 散弾銃 本体 | 要確認 | 中古か新品か、上下二連か自動かで大きく違う |
| ガンロッカー・装弾ロッカー | 要確認 | 固定設置が必要。賃貸なら取り付け方法を先に相談 |
| 装弾・射撃場の使用料 | 要確認 | 射撃場ごとに設定。1ラウンドあたりで課金されるのが一般的 |
出典:警察庁「猟銃・空気銃所持許可の 初めて所持する場合/更新する場合」(令和6年版)。 認知機能検査(75歳以上・650円)は含みません。手数料は都道府県で異なる場合があります。
よくある質問
クレー射撃に免許は要りますか?
クレー射撃そのものに免許や資格はありません。必要なのは散弾銃を持つための銃砲所持許可だけです。狩猟免許は要りません。
所持許可の申請で、目的は何と言えばいいですか?
用途は「標的射撃」です。警察署の面談では、「クレー射撃をしたい」「標的射撃が目的」とはっきり伝えてください。手続きの流れ自体は狩猟目的の場合と同じです。
いくらかかりますか?
所持許可を取るまでの手数料等は、警察庁の目安で猟銃1丁・射撃教習ルートで約58,700円(教習費用込み)。そのほかに銃本体、ガンロッカー、装弾代、射撃場の使用料がかかります。装弾と射場料金は地域と射撃場で差が大きいので、通う予定の射撃場に直接確認してください。
競技会に出るには?
公式競技に出る場合は、日本クレー射撃協会および都道府県のクレー射撃協会への加盟・登録が必要です。まずは射撃場に通って基礎を作ってからで十分です。
散弾銃はいつまで持てますか?
所持許可の有効期間は、許可を受けた日から3回目の誕生日が経過するまでです。更新には技能講習(14,000円)を含めて猟銃1丁で24,200円程度が目安です。更新申請は有効期間が満了する日の2か月前から1か月前までの間に行います。
