30問+鑑別5問
消火器の資格。乙種でいちばん選ばれています。
どんな建物にもある消火器の整備・点検を行う国家資格です。 受験資格はなく、実技といっても写真を見て答えるペーパー試験。 電気の出題がない機械系の類なので、計算が苦手でも挑みやすい構成です。
- 受験資格
- なし/誰でも
- 受験手数料
- 4,400円(乙種)
- 試験時間
- 1時間45分/筆記+実技
- 合格基準
- 60%(科目40%の足切りあり)
出典:消防試験研究センター 「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表(乙種)」「合格基準」、 受験手数料は令和6年5月1日改定(乙種4,400円)。日程・手数料は必ず公式で確認してください。
試験の中身 — 筆記30問+実技(鑑別)5問
筆記は四肢択一。科目ごとに40%を切ると、全体で6割取れていても不合格になります。 出題の内訳は次のとおりで、乙6には電気の問題がありません。
| 科目 | 問数 | 中身 |
|---|---|---|
| 消防関係法令(共通) | 6 | 消防法の基本・防火対象物・免状・点検報告の制度 |
| 消防関係法令(第6類) | 4 | 消火器の設置基準・能力単位・歩行距離20mなど |
| 基礎的知識(機械) | 5 | 力・圧力・金属材料などの基礎。計算はここだけ |
| 構造・機能・整備(機械) | 9 | 蓄圧式と加圧式、各消火器のしくみと整備 |
| 構造・機能・整備(規格) | 6 | 消火器の技術上の規格(省令)からの出題 |
| 実技(鑑別等) | 5 | 写真・図を見て名称や用途を記述。工具は使わない |
合格の条件は「3つ同時に」
- 筆記の各科目で40%以上(1科目でも切ると不合格)
- 筆記全体で60%以上(30問なら18問)
- 実技(鑑別)で60%以上
問題数が少ない科目ほど足切りが怖い構成です。基礎的知識(機械)は5問しかないので、 2問落とせば黄信号。捨て科目を作らないことが乙6攻略の全てです。
免除は「他類の消防設備士」から
乙6で使える主な免除です。電気工事士・電気主任技術者の免除は乙6にはありません (電気の出題がないため)。
| 持っている資格 | 免除される科目 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 消防設備士 甲1〜4類・乙1〜4類・乙7類 | 法令(共通)6問 | 1時間30分 |
| 消防設備士 甲5類・乙5類 | 法令(共通)+基礎的知識(機械) | 1時間15分 |
| 技術士(機械部門) | 基礎的知識・構造機能整備・規格 | 45分 |
| 特定の消防団員 | 基礎的知識(機械)+実技(鑑別) | 1時間15分 |
免除を使うかは任意です。法令共通6問は得点源にもなるので、 「時間短縮より合計点の分母を残したい」という考え方もあります。
よくある質問
受験資格はありますか?
ありません。乙種は年齢・学歴・実務経験を問わず、誰でも受験できます。
乙6を取ると何ができますか?
消火器の整備と点検ができます。消火器には「工事」という概念がないため、乙種で完結する数少ない類です。ビルメンテナンス・防災点検の求人で最も汎用性が高い消防設備士資格のひとつです。
実技試験があるのに、工具は要らないのですか?
要りません。実技(鑑別等)は写真やイラストを見て名称・用途などを記述するペーパー試験です。5問出題され、60%以上で合格です。
電気工事士を持っていると免除はありますか?
乙6ではありません。乙6は機械系の類で電気の出題自体がないため、電気工事士・電気主任技術者の免除制度は乙7・乙4と違って効きません。
危険物乙4を持っていますが、免除はありますか?
ありません。免除の対象は消防設備士(他類)・技術士(機械部門)・特定の消防団員などです。他類の消防設備士免状があると「消防関係法令の共通部分」6問が免除され、試験時間も1時間30分に短縮されます。
